初めて徳さんに会いました。

面白い!…と言い切れるほど面白いかと言われれば「?」
そういうわかりやすいのを狙った作品ではないんだろうなぁ。ちょっとクスッとしてちょっとウルッ寸前まで行ってちょっとハラハラして。後半徳さんが崩れるとちょっとキュッと体に力が入って咳き込んでしまいました。ご近所の方々申し訳ござんせん。
とりあえず徳さんの声はよく通る。スゴい近くで怒鳴られたり、囁かれたりした感じがして、忠太郎の時も思ったけど、この人ホント特別な声をもって生まれたんだなぁ。あとあのネチッこい喋り方!特に女の人に話し掛ける時の!いやらしいなぁ。オリジナルもこういう話し方だったのかなぁ?オリジナル観たいなぁ。そういや、この映画で結局1回も徳さんの瞳って観ていないんだよね。白目の剥きっぷりにも驚いたけど、印象に残ってるのは白目よりも耳だなぁ。いままで、目の見えない人の出てくるドラマとか観たことあっても、目の見えない人が首をフラフラ振ったり、話してる人が前にいるのにそっぽ向いたりするのことに必然性を感じたことなかったけど、アレは音源に耳を向けているからなんだって初めてわかりました。白目剥いたり、顔をしかめたりするのも、アレは耳を懲らしてるんだって。そのことがわかってなかったアタシに伝えられただけでも、ツヨはちゃっと盲目の按摩になっていたんだなぁ。
あとは挨拶について…ツヨってどんだけ堤さんに懐いているんだ!と。挨拶で若干噛んで堤さんに大丈夫か、オイ?みたいにちょっと突っ込まれ加減だった時ちょー情けない顔で「ちゃんとやります」だか「ちゃんと出来ます」だか言いながら堤さんの腕を叩く(パシパシ)と撫でる(ナデナデ)の間くらいの感じで【パデパデ】していた。可愛いッ☆どのくらい可愛いかと言えば『アタシが男で合コンにそんな女の子がいたらお持ち帰り』って………分かり難い!自分じゃできないああ言うお手本にしたいような甘え方を三十路過ぎた男にやられるとちょっとムカツク!しかも可愛いって思う自分がクヤシイデス!(ザブングル?)
基本男の人たちが皆情けな可愛い感じで、いいね。福さんの姑息な感じとか。真太郎さんの優柔不断な感じとか、あと番頭さん!好きだよ。ああ言う人。多分アタシがあそこの客なら徳さんには目もくれず番頭さんにロックオンだねぇ。共感できたのは、研一くん。そうだよね?あんな大人ばっかりのところつまんないよね(笑)しかも綺麗なおばちゃんと折角仲良くなったのに、いつも横から大人の人が出てきて遊んでもらえなくなるんだもん!研一くんだって男の子だもん、ね?
あと何回観に行けるかなぁ?